2016年11月21日

『地球農学の構想 ミネラル畑に命はあふれ』(川田薫・川田肇 著 野草社)

 後先が逆になりましたが、10月に見学に伺った川田研究所の川田薫さん、肇さんが書かれた『地球農学の構想』を読みました。
 書名からは一見、この本が畑の施肥に関連するようには思われないんですけれども、土壌の研修を受けたのが先で本を知ったのが後だったため、読んでみることとなりました。
 
 「岩が巨木のいのちを育てている!この気づきがすべての始まりでした。」とこの本の帯に書かれているんですけど、似たような疑問というか着想も実は私も長年持っておりました。
 「なぜ、春先に多くの花粉症の被害者を発生させる原因となっている杉やヒノキは、これほど甚大な影響を生じるような立派な木に成長したのか?」「誰か、肥料をやっているのか?病害虫防除の消毒は?剪定は?」
 この本を一読し(その前に著者の研究所で研修を受けておりますが、)、その原因らしきものがうっすらと見えてきた気がします。
 
 巷間、よく言われている現代農業の生産面での問題点としては、
1.化学肥料・農薬の大量投入
2.土壌環境の悪化
3.連作障害、病虫害の発生
4.さらに強い農薬の投入
という悪循環に陥っているということが挙げられております。
 上記のような状況を改善するために有機肥料の投入、低減農薬栽培などで対応しているわけです。
 また、『7つの習慣』の”はじめに”に書かれているんですけど、人間の肉体的側面における現代社会の傾向として「生活習慣を改善せずに、健康上の問題は手術や薬で治療する」のに対して、原則としては、「健康に関してすでに確立され受け入れられている普遍的な原則に沿ったライフスタイルによって、病気や健康上の問題を予防する。」ということが述べられています。
 これを農業生産の問題に当てはめてみると、「肥料や農薬で対応するのではなく、普遍的な原則に基づいて予防する。」ということになるんじゃないかと思います。
 では、農業生産における普遍的な原則とは何なのか???
 
 収穫を終える秋になって、土壌分析をして、主として土壌の化学性の検査を行って施肥設計しているわけですが、そこにもう一つのアプローチを示してくれているのが、この『地球農学の構想 ミネラル畑に命はあふれ』(川田薫・川田肇 著 野草社)であると思います。
 詳細については、本書をご一読されることをお勧めいたします。



 

 
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2015年01月30日

『農業聖典』(アルバート・ハワード)

(1)すべての生物は、生まれながらにして健康である。
(2)この法則は、土壌、植物、動物、人間に当てはまる。これら四つの健康は、一つの鎖の環で結ばれている。
(3)この鎖の最初の部分の環(土壌)の弱点または欠陥は、環をつぎつぎと伝わって最後の環、すなわち人間にまで到達する。
(4)近代農業の破壊の原因である広範に広がる植物や動物の害虫や病気は、この鎖の第二環(植物)及び第三環(動物)の健康の大きな欠陥を示す証拠である。
(5)近代文明国の人間(第四環)の健康の低下は、第二、第三の環におけるこの欠陥の結果である。
(6)あとの三つの環の一般的な欠陥は、第一の環である土壌の欠陥に原因があり、土壌の栄養不足な状態がすべての根源である。健康な農業を維持できないことは、われわれが、衛生や住居の改善、医学上の発見で得た利益のすべてを台無しにしてしまうものである。
(7)ひとたびこの問題に関心を向けるならば、我々が歩んできた道を引き返すことはそれほど困難なことではない。われわれは、自然の指示を心にとどめ、自然の厳然たる要求に従わなければならない。
 その要求とは、
 (a)すべての廃棄物を土壌に還元する。
 (b)動物と植物とを同居させる。
 (c)植物栄養に対する適正な保全機構を維持する。すなわち菌根の共生を妨げてはならない、ということである。
 このように自然の法則に進んで従うならば、農業の繁栄を続けるだけでなく、われわれ自身、また子孫の健康増進という計り知れない資産の形で速やかに報酬を受けることになろう。

 
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2014年01月10日

『7つの習慣 最優先事項』(スティーブン・R・コヴィー著/キングベアー出版)

肝はなんと言っても「時間管理のマトリックス」です。

timemx.jpg
これは、勝間和代さんの本にも出てきたものです。
横軸に緊急度、縦軸に重要度をとって、時間を4つに区分して、できる限り第二領域(重要性が高く、緊急度が低い)で過ごす時間を多くしましょう、というものです。

これを子供たちに実践させようとしているのですが、なかなか思うように第二領域で時間を使ってくれませんね。
まぁ、とりあえず、自分の時間管理をきちっとできるように心がけます。



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2013年12月22日

『偏差値29の私が東大に合格した超独学勉強法』

平成25年12月22日(日)天気:晴れ

先週17日に高1の娘、それから20日(金)に中二の長男の三者懇談がそれぞれの学校でありました。
さすがにそろそろ受験を意識する時期となってきたので、親として受験対策用に勉強法の本を読み漁っております。

この本は、高校3年という遅い時期から対策を始めて、一浪して東大に合格した方が書いた本です。
時間の効率的な使い方を中心としておりまして、結構、参考になります。

曰く、
・勉強する前にまず「勉強法」をマスターする。
・過去問は、絶対に、「受験勉強を始める前」にやっておく。
・教科書を読む前に、いきなり問題集を解く。
・問題集の最優先事項は間違えた箇所の復習である。
・中途半端に100冊やるくらいなら、1冊を徹底的にやる方がためになる。
・『シグマベスト』
・『ヘタリア』
・エビングハウスの忘却曲線
・モダリティ効果
・ゴーレム効果
・親が「勉強しなさい」と言うことは、本当に効果的なのか?

受験生が読んでも、受験生の親が読んでも、ためになる1冊だと思います。



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2013年12月20日

『いつやるか?今でしょ!』

平成25年12月20日(金)天気:曇り時々雨

昨日は、平年より6日早い初雪でした。
おかげで、今日は、冷凍庫の中に入ったようで、日中も寒い一日でした。
午後2時20分から、中二の長男・駿介の三者懇談に出席。
同級生の富夫先生vs駿介・私で対峙してきました。
17日の高2の長女・優芽の三者懇談より、雰囲気は明るかったです。まぁ、時間的な余裕が違いますからね。

ということで、息子はともかく、娘の尻を叩くために、『いつやるか?今でしょ!』(林修・著/宝島社)となった次第です。

予備校の先生が書いた本なので、受験生用かなと思ったのですが、どちらかというと社会人向けの内容です。

「自分は本当に'伝わる'言葉を使っているのか?」
これなんか、教育者向けですね。

ということで、次は、『今やる人になる40の習慣』(林修・著/宝島社)


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2013年03月03日

『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)』 [新書] 藻谷 浩介 (著)

このところ、仕事する時間が増えてきたせいで、読書の時間が減っておりまして、読書録がしばらく書けませんでした。

「経済を動かしているのは、景気の波ではなくて人口の波、つまり生産年齢人口=現役世代の数の増減だ。」
というのがこの本の主旨です。
まったくその通りだと思います。

失われた10年とも、失われた20年とも言われているバブル崩壊後の日本経済ですが、その真因は、バブル崩壊でも、リーマンショックでもなく、日本の人口構成という構造的な問題である、ということです。
ただ、バブルの発生(不動産価格の高騰)の背景には、団塊の世代いわゆる第一次ベビーブーマー世代の住宅に対する実需があったのは確かなようです。

昨今の長引く不況の原因は、少子高齢化による内需の減退によるものである、ということになります。

日本の個人金融資産は1,400兆円ともいわれておりますが、そのほとんどは60歳以上が保有しており、消費意欲の旺盛な若年世代のところにはありません。
したがって、消費喚起するためには、高齢者から若年層への所得の移転が必要ということになりますが、なかなか難しい問題のようです。
振り込め詐欺は、見方によっては「高齢者から若年層への所得の移転」ということになるわけですが、あれは明らかに犯罪であって誉められた行為ではありません。
就職氷河期で大卒でも就職先がなかなか見つからないような時代ですが、ワーキングシェアするなりなんなり方策を考えて、若年層の就職率を上げ、消費を喚起しないと明るい将来展望は描けないと思います。

ドラッカーの『すでに起こった未来』と合わせて、お勧めの一冊です。


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2013年02月16日

『世界一やさしい 小さな会社のネット集客超改善バイブル』 [単行本] 藤巻直樹 (著), 塚原昭彦 (著), 小谷俊介 (編集)

学生時代に、私と一緒に御坂のゴルフ場でキャディやってた藤巻直樹くんが書いた本です。
ネット販売をやってる事業者の方にお勧めの一冊です。
現在、彼は、いろんなサイトのコンサルタントをやっていていろんな失敗を見てきているので、ネット販売をやる上で必要なもの、不要なものがこの一冊で分かるように整理されています。

私も、この3月くらいまでに、この本を参考にひらやま農園のWEBサイトをブラッシュアップしたいと考えてます。



山梨ひらやま農園直売所

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2013年02月15日

『「借金1000兆円」に騙されるな!暴落しない国債、不要な増税』(小学館101新書) [Kindle版] 高橋 洋一 (著)

政府総債務残高の推移(1980〜2012年) - 世界経済のネタ帳

昨年末、政府の債務残高がついに1,000兆円を突破したということで、日本国債のデフォルトリスクとか、財政再建&増税の話題が賑やかなので、債務危機に関する本を2,3冊読んでおります。

歴史上、イギリスはネットの債務残高が二度にわたりGDPの250%前後になったのにいずれも破綻しなかった。
日本のネットの債務残高のGDP比は70%だから、往年のイギリスと同程度まで債務残高を膨らませるとしたら、あと900兆円も国債を発行しなければならない、ということになるそうです。

ということで、この本の結論としては、しばらく破綻はないだろう、ということになります。

私、割とネガティブなものの見方をする傾向があります。
1990年当時の大学の卒論は、『湾岸危機と石油経済』ということで、近いうちに石油が枯渇するんではないか?あと30年もすれば、石油はなくなるのではないか?というような論文を書いたわけですが、今に至っても、原油の確認埋蔵量は20年前と比べると、原油価格が高騰したこともあり、可採年数はかえって長くなっております。
私の心配は杞憂だったのかと、がっかりしているところです。

それから、長引くデフレは、日銀の不策によるところが大きいということです。
日銀の総裁が任期を迎えるということと政権が交代したことを歓迎して、円安・株高になっております。
次の日銀総裁がどなたになるかわかりませんが、インフレ目標をしっかり達成することにより、景気に明るさが戻ることを期待しております。



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2013年02月11日

『この国を出よ』 [Kindle版] 大前研一 (著), 柳井正 (著)

大前研一さんと柳井正さんの共著です。
この二人の本を読むとやる気がアップすると同時に、やたらと切迫感に駆られます。
もはや老大国となってしまった日本にとどまっていては、企業の成長も個人の成功も望めない、というのが主旨です。

年寄りが読んでももう手遅れなので、若い人に読んでいただいて、この国から元気よく飛び出して行ってもらいたいと、そのように思います。




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2013年02月01日

読書録 1月のまとめ

1月に読んだ本

『英語多読法 やさしい本で始めれば使える英語は必ず身につく!』(小学館101新書) [Kindle版]
古川昭夫 (著)
『レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』 [単行本]本田 直之 (著)
『勉強上手 好きなことだけが武器になる』 [Kindle版]成毛眞 (著)
『民の見えざる手 デフレ不況時代の新・国富論 』(小学館文庫) [文庫]大前 研一 (著)
『慧眼 <問題を解決する思考> (大前研一通信 特別保存版 Part.IV)』 [単行本]大前研一 (著), ビジネス・ブレークスルー出版事務局 (編集)
『精神科医が教える!潜在能力を引き出す25の心得』[Kindle版]樺沢 紫苑 (著)
『インテリジェンス人生相談 復興編 』[単行本]佐藤 優 (著)
『読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門』[単行本(ソフトカバー)]佐藤 優 (著)
『本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 』(知的生きかた文庫) [文庫]成毛 眞 (著)
『インテリジェンス人生相談 [社会編]』 [単行本]佐藤 優 (著)
『孫正義のエネルギー革命』(PHPビジネス新書) [単行本(ソフトカバー)]自然エネルギー財団 (監修)
『孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学』(PHP文庫) [文庫]板垣 英憲 (著)
『地産地消のエネルギー革命』(PHP新書) [新書]黒岩 祐治 (著)
『人たらしの流儀』[単行本(ソフトカバー)]佐藤 優 (著)
『原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて』(講談社現代新書) [Kindle版]宮台 真司 (著), 飯田 哲也 (著)
『現実を視よ』[Kindle版]柳井 正 (著)
『たかが英語!』[単行本(ソフトカバー)]三木谷 浩史 (著)
『孫子・勝つために何をすべきか』(PHP文庫) [文庫]谷沢 永一 (著), 渡部 昇一 (著)
『食糧危機が日本を襲う!』(角川SSC新書) [Kindle版]柴田 明夫 (著)

 経済のグローバル化が進んでますので、社内公用語を英語にする会社(ユニクロとか楽天など)が増えてきてます。
 中学校から大学まで通算で10年間英語の勉強をしてきたわけですが、話せるようになっていないのは、私が悪いわけではなくて、ガラパゴス化してしまった日本の英語教育が悪いんだという、一つの結論に達しました。特に悪いのが、受験英語と英和辞典ですが、受験制度とか教育制度が変わってくれるのを待っていてはこちらがあの世に逝ってしまいますので、こちらのこれまでのやり方を”多読”に変えるという結論に達しました。
 まぁ、しかし、3人の小中学生を子供に持つ親としては、これからの世の中で世界で戦っていける人間になるためには、日本の英語教育にもグローバル化してもらいたいもんだと痛切に感じております。

 食糧問題、エネルギー問題については、民族主義が台頭してくると自給率が問題になってくるということが言えます。
無い袖は振れないわけですが、まず身近なところから変えていきたいと考えております。
一つは、固定価格買取制度を利用した、太陽光発電システム(10kwh以上)の設置。すでに我が家では母屋と仕事場と倉庫の屋根を利用して、13kwh以上設置しているわけですが、近いうちにカーポートを新設して、その上とそれ以外の空きスペースを利用して、発電能力を倍増する計画です。
二つ目は、桃・ぶどうの伐採した枝の有効利用です。
これまでは、畑でバーベキュー、焼き芋などに利用しておりましたが、暖房用の燃料として活用することを考えております。具体的には、薪ストーブの設置です。
食糧問題については、野菜畑の拡充を検討します。今月から新たに13aのぶどう畑を賃借しましたので、自宅近くの3aほどのぶどう畑は、今秋には、野菜畑に転換したいと思います。
とりあえず、野菜の自給率の改善を図ります。

 原発は、安全性はともかく、放射性廃棄物の処理方法が確立されていない現状では、再稼働させることは難しいだろうと考えます。
 資源エネルギー庁まで作って国策としてやってきたことですが、原発事故を機に抜本的にエネルギー政策を見直すべきだと思います。
 発送電分離、電力自由化、東電の始末を真っ先に考えてもらいたいと思います。

 成毛眞さん、孫正義さん、柳井正さん、三木谷浩史さんらの本は、食わず嫌いで、今まで読んだことがありませんでしたが、企業経営の第一線で活躍している方々の本は、それぞれとても参考になりました。

今月たくさん本が読めたのは、kindle fire hd を購入したのが大きかったと思います。
ipad miniでもiphoneでも、kindleで購入した本は読むことができますのでとても便利です。
青空文庫の本は、無料でダウンロードできますので、子供へのプレゼントにもお勧めです。
kindleの今後のコンテンツの充実に期待しています。



posted by ももたろう at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 晴耕雨読