2013年02月01日

『食は国家なり! 日本の農業を強くする5つのシナリオ』 (アスキー新書) [Kindle版] 横山 和成 (著)

年齢別農業就業人口の推移(全国)を見てください。
就農者の高齢化とともに、就農人口の減少が進んでいることがわかります。

私の周りを見ても、同様のことが確実に進んでいます。
就職氷河期が長いこと続いていますが、新卒者が農業に職を求めることはあまりないみたいで、ここでも需給のミスマッチが発生しているみたいです。
若い人には、農業が魅力ある職業には見えないんでしょうねぇ?
夏は忙しいけど、冬は閑で、スキーやったり、ゴルフしたり、読書したりで、仕事したくないひと向けの職業だと思うんですけどねぇ?(というのは、半分冗談ですが...)

まぁ、日本全体の高齢化より、就農者の高齢化の方が先に進んでいますから、このまま推移すれば、食料自給率は悪化することが予想されます。
国内産の食料の供給力が減るわけですから、今後、国内産の食料については、売り手市場になるんではないかと密かに期待してます。
ただ、こだわりがあるようでないのが日本人のような気もしてます。
それが、現実の食料自給率に現れてるのではないかなと思う次第です。

なんだかんだ言っても、農水省とJAに牛耳られた状態は、このまま方向転換せずに進んで行くんだろうなぁ?と思います。
この本では、
シナリオA:保護主義
シナリオB:完全自由化&国際化
シナリオC:主権化及び多様化
シナリオD:不策
のそれぞれについて考察されています。

私としては、シナリオDの方向に進んでいくんだろうと思います。

なかなか面白い内容の本でした。
就農者だけでなく、食糧問題に関心のある方にお勧めの一冊です。



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2013年01月29日

『食糧危機が日本を襲う! 角川SSC新書 (角川SSC新書 129)』 [新書] 柴田 明夫 (著)

日本の食糧自給率は、カロリーベースで40%
アメリカ、フランスは120%超、ドイツ84%、イギリス70%であり、いずれの先進国と比べても日本の自給率は異常に低い状態が続いています。
日本の穀物生産量は、米800万トン、小麦80万トン、その他合計で1,000万トン程度。
人口・面積がが半分のイギリスは3,000万トン。
工業国ドイツでも5,500万トンの穀物を生産しています。
中国は日本の50倍の5億トン強の穀物生産国です。

日本は人口減少社会に突入してますが、世界的には依然として人口は増加しており、今後、中長期的には需給は、さらにひっ迫することが避けられません。

ヨーロッパには、「農業を疎かにする国は滅びる」という考えが根付いています。
日本は、耕作放棄や生産調整を行っている場合ではありません。

2010年の日本の就農人口は260万人で5年前に比べて75万人減少しております。
就農者の高齢化に伴って、耕作放棄地は40万ヘクタールに達しています。
私の周囲でも、高齢化により耕作を断念する就農者が増えており、今年に入って、すでに2件ほど、農地の賃貸の話がありました。

過剰による「減反(生産調整)」と「輸入」がある一方で、「耕作放棄地」と「就職難」が生じています。
このミスマッチを解消する方法を考えて実行する時ではないかと思います。




posted by ももたろう at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 食糧問題