2017年09月27日

農業を成長産業にするための一考

攻めの農林水産業〜成長戦略第2弾スピーチ〜

↑のリンクは、2013年の安倍内閣の「日本再興戦略」なんですけど、農業については、やってる人間からするとかなりポイントがズレちゃってますよね。

果樹精算通知書 001.jpg

↑は、去る9月8日出荷分の甲斐黄桃の精算書なんですけど、私共、農家の手取り額を上げるポイントが2つあります。

まず第一に、単価を上げること。
加納岩中央共撰所では特秀のことを「信玄」と表記しておりますが、特秀の15玉が228円では、安すぎて話にならんですね。
合計71玉で14,516円ですから、1玉あたり204円。晩生種で大玉が多いので平均204円になりましたけど、B級品やロス分を含めた着荷数量全体では当然この数値より下がるわけですから、農協系統出荷分の単価を上げることが重要となります。

第二に注目していただきたいのは、控除項目の左端にあります「口銭」(「くちせん」または「こうせん」)です。
これは、恐らく市場の人間の取り分(仲介手数料)なのでしょうけど、精算金額(〇代金)に対して、7.35%って高くないですかね?(口銭1,153÷精算金額15,677円=0.073547...)
証券会社と同じで売り手と買い手の両方から手数料取ってるんでしょうからねぇ。

一時期「流通改革」なんて言葉が流行りましたが、市場の仕組みは改革できないんですかね?
「高い手数料取るんだったら、それなりの単価で売り捌いてくださいよ。」というのが農家としての本音です。(高い値段で売れないんだったら、手数料下げてよね。)

ちなみに農協手数料は、口銭の右隣にあります251円、精算金額に対して1.6%(口銭の約1/5)ですから、ここを効率化したところで、多寡が知れております。

ということで、まとめますと、農家の所得向上のためには、
@ 末端価格を上げること。
A 市場の口銭率を下げること。

以上の2点となります。


posted by ももたろう at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感
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